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○○速読教室が合わないなーと思ったときに



みそは以前も言いましたが、速読法には人によって合う合わないがあると思っています。 つまり、ある速読法が必ずしもその人にとってベストの選択であるとは限らないと言うこと です。

まあ、考えてみれば当たり前のことかもしれませんが、速読法も読書法の一形態である以上、 どうしても合う合わないがあるのでは、とみそは思うのです。ある人は「読書を情報摂取の 一形態に過ぎない」と考えるでしょうし、またある人は「読書とは作者の思弁の追体験に他 ならない」と考えたとしても、どちらが正しい、とも私には言うことはできません。そして、 これらの読書感が一定速読法に影響することは無理もないことです。とするならば、根本的 な読書感のズレが受講者と速読教室側に生じている場合、無理にその速読教室に固執する必 要が私はないと思っています。

また、訓練が長期間に渡ったにも関わらず、読書の速度が向上しない場合、これもまた変更 する必要が時としてあるのかもしれません。場所を変えたからと言って、必ずしも変化があ るとは限りませんが、変化により人間が変わることがあるという事は珍しい事ではないでしょ う。

しかし、残念ながら数値の向上がないという理由で、速読教室にいくつも通った受講生の方 が伸び悩むという事は珍しい事ではないのです。このことは、単に問題が速読教室にあった ばかりでなく、その方の方にも問題があった事を示しているとみそは思います。

みそ自身もいくつもの速読教室に通った受講生の方の担当をしたことがありました。その方 は非常に素晴らしい方だったのですが、なかなか当初は成果をあげることができず、みそも とてもハラハラドキドキしていました。特に、速読教室を渡り歩く結果になった受講生の方 の場合、挫折感もさることながら、速読法に妙に詳しく(それも中途半端に詳しいため)、 少し困ったさんであるケースが多いのです。さらに深刻な事に、以前通われていた速読教室 の癖が強く残っているため、場合によってはこの癖をとる作業をする必要性もあり、受講期 間が通常より長くなる場合もあるのです

幸運な事にその方はそのような結果に陥る事もなく、その受講生の方にとって満足のいく数 値に達することができましたが、むしろその方は例外であると私は思っている事は先述した 通りです。

ところで、みそは全面的に速読教室をコロコロ変えることを良いとは思っていません。その 理由は、問題は必ずしも速読教室側にあるとは言えないと言うことと、以前通った速読教室 の癖を取るという作業はインストラクターやその方にとっても並大抵の苦労ではないからです。

ですので、速読教室を変更することによるマイナス面も考慮されてから、決断をしても遅くない のでは、と思うのです。

そこで速読教室を変更される事を希望される場合、以下の事を検証されて方がいいんじゃないかなー と思います。

  1. 練習は十分にしたでしょうか。
    以前から言っていますように、速読を修得しようと思えば、近道など存在しません。王道 あるのみです。これは、いかなるものを修得する場合でも例外は存在しないと私は思います。
    まず、日々最低でも5分間を一つの単位とする目の運動や視野の拡大の練習を最低でも4 から6セット行ったでしょうか。それも、6セットを連続して行うのではなく、1回にに1 から2セットづつにこわけをして行ったでしょうか。
    また、これらの練習を最低でも一ヶ月間繰り返して行っていますか。
    せめて、このくらいは練習してから、その速読法の是非を判断された方が良いと思います。


  2. インストラクターと話しをしましたか。
    自分が抱えた問題点を解決するために、インストラクターとお話し頂けたでしょうか。以外と 自分では気付いていないだけで、状況が好転していることは良くあることです。進歩は目に見 えない所で、進行するものです。
    よくインストラクターと話し、問題点を解決する努力を行ってからでも、速読教室を変えるの には遅くはありません。


  3. 行き詰まった時には読んで頂けましたか
    もし、読んで頂けているならば、私の言った事を実行してからでも、変えるには遅くありませ ん。また、読んで頂けていないならば、読んでから変えてもいいでしょう。


速読教室を変えるという事は当然マイナス要素も存在します。ですので、「なぜうまくいかなかっ たのか」を良く検証されてから決断をされても遅くないと私は思うのです。



注 なんで中途半端に速読法を知っていると困るかと言いますと、「○○教室の先生は○○ができた」 なんて言う面白い事を言ってくれたりするからです。みそは結構キム好きなせいもありまして、 じゃあ「今日は○○式」とか言って、その方と良く遊んでいたのですが、通常そういうことを言うと インストラクターに嫌われます。普通インストラクターは、その教室の出身者 であることが多いため、 その速読法に対する忠誠心が強いのです。ですから、そう言う事を言われてしまうと「ムカッ」と するわけですね。
ですから、そういう事を言うのはやめましょう。人間関係が悪くなります。

追記 目の運動は必ずご自分が指導を受けている教室、又は本に従い行って下さい。その理由については、後述しますが、私の記述と速読教室の指導が矛盾・対立する場合、絶対に速読教室側の指導に従って下さい。

追記2 目の運動に関してですが、必ず1セットが終了した場合、少し休んで下さい。連続して1セットを行うのではなく、2から5分くらい休憩してから 行うようにされて下さい。




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