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何分練習したら良いの?

 

練習時間が少ないほど私は良いと思います。私は怠け者ですから。ただ、全くしないと言う訳にもいきません。そこで、どのくらい一日練習したら良いのかと言う事を考えてみたいと思います。

私の個人的な意見ですが、やはり一日三十分くらい練習した方が良いのかなーと思います。五分とか十分とか色々なご意見があるとも思うのですが、やはり三十分くらいは練習した方が良いと思います。

本当の事を言いますと、時間があるだけ練習した方が良いに決まっています。ただ、世の中速読で時間が回っているわけではありません。ご飯は食べないといけないし、ダークエンジェルも見ないといけません。やっぱり、MIB2も見ないといけないし。そう言う事を考えると、全部の時間を速読につぎ込む等という事は不可能だし、あまり現実的ではないと、私は思います。

ところで、三十分間何をするのか、と言うお話しなのですが、最初にやらないといけないのは、教室から与えられた課題だと思います。確かに、記号のみで構成された視点移動フォーマット(相談室でも配布する予定ですが)ばかりだと飽きます。だけれど、やっぱり教室からやれと言われた事はやった方が良いと思います。

次に余裕があるならですが、教室で習った技術を試してみると言う事が一番良いと私は良いと思います。視点移動が上手に出来ない段階でも、新聞、雑誌、二段組の本ならば、応用が可能だと思います。この点は、複数行読みを前提としない教室においても、同様でしょう。一定の視野を保ち、視点を移動していくと言う点においては、複数行読みであろうがなかろうが、さほど差はありませんから。

後、ある程度速読の見方に慣れて来た方は、読めなくても良いので、見ると言う事を意識して、本を眺めるのも良いかもしれません。資格試験受験生で、教室に通われている方ならば、速読でいきなり読もうと思わないで、最初軽く教材を眺めてみると言う事をやっても良いと思います。

私が見るとか、眺めるという事を言うと、良く見る事が出来ているかどうか、分からないと言うご質問を頂きます。私以外にも見るという事を重視している方がいますし、その見るという過程をプログラムに取り込まれている教室もあるようです。SRR等もその例に当たるのかもしれません。

他の教室がどうかは私には分かりません。ただ、私が言っている見ると言う作業は、きれいに見ると言う作業です。闇雲にページをめくるという作業では決してありません。自分が意識して見ていると言う事が自覚できていないのならば、それは見ていない事と同じだと私は思います。本当に見ることが出来ているか、分からないと言う事を言われる方がいるのですが、それは見ることができていないと言う事と同義だと私は思います。

もう少し分かりやすく言うならば、複数行読みを前提とするなら、複数ブロックが次々と自分の中に文字のシャワーの様に入ってくると言う感覚だと思います。複数行読みを前提としない場合でも、文字が次々と入っていると言う感覚は、同じです。目の中に文字が絶え間なく飛び込んでくると言っても良いかもしれません。

ところで、この感覚を掴むための方法として、私はページめくりも手かなと思っています。ただ、その順序として、基本的にゆっくり→速く→少し落とすと言う順序をとると良いのかなーと思っています。スピードをせり上げていく方が、見ていると言う感覚が掴みやすいと思うのです。スピードをせりあげていく事で、自分が見ることが出来ていると言う事が実感できると思います。

この点に関しては、教室間にもかなり違いがあります。その違いの根拠は、ページめくりに何を求めているかと言う事につきると思います。新日本速読研究会は確か速く→ゆっくりとしていく様です。その理由は、同会が掲げる高速道路から一般道へと言うスローガンの実現があるためだと思います。私流に言えば、錯覚の積み上げを効率よく行っていこうと言う趣旨からでしょう。私がページめくりの後半で速く→少しスピードを落としてみると言っている事と同じ趣旨であると思われます。

言うまでもない事だとは思うのですが、ページめくりをしていれば速読ができる様になるという事は、私は錯覚だと思いますので、やめてください。ページめくりを一日三十分もするなんて、周りの友人や家族に頭がこわれたのかと思われてしまいますし、何の意味もありませんから。あくまでも、感覚を掴むための一手段に過ぎません。

結局と言う事なのですが、時間をどの程度かけるのかという事から言いますと、時間があればあるだけが良いと言う事です。ただ、長丁場になる可能性もある訳ですから、無理な計画をたてるのはやめた方が良いと思います。むしろ、楽しく時間を使うと言う工夫が必要だと思います。

楽しく時間を使うと言っても、実際に速読の練習の大半は、視点移動や視野拡大に時間が消費されていく事になると思います。他になにかもう少し潤いがある時間の使い方をしても良さそうな気が、私はします。前回も書いたのですが、どうしても三ヶ月なりある程度の時間が必要となるわけですから。

そこら辺を考えますと、教室で習った方法を実際に家で試してみると言う事が一番なのかなーと言う気がします。同じ教材ばかりでは飽きてしまうしまうし、飽きてしまうと学習効率も下がるでしょうから。


2002年07月14日公開


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