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計画をたてよう

 

前回書いた物の補充という事で、書いておきます。

今回のお話は、あくまでも私が受講生だったら、と言う話に過ぎません。ですので、教室に行って、お前詐欺だろうとか、話が違う等と言わないで下さい。教室ごとに、随分やり方や考え方も違うと思うし、私だったら、こんな計画をたてるだろうなーと言う事に過ぎませんので。

私が受講生だったら、私は最初に期限を設定するだろうと思います。この期限は、後にずらしても構わないし、自分が決める事です。また、この期限は予算や時間による制約を受けます。当たり前の話ですが。教室もそうだけれど、やはり資本主義社会ですので、お金がないとダメだし、教室の料金が安いとは言えない現状の中で、どうしてもお金の要素が入ってくる事は、無理もないことだと思います。とにかく、目標達成のための期限をたてるでしょう。

その期限なのですが、私は週二回通える環境ならば、多分三ヶ月を一つの目安にすると思います。もし、集中してとるコースで月に一度から二度のコースなら、大体半年を目安にします。要は十回位を目安にしましょうと言う事です。この期限で、一万文字と言えば、何となく達成できそうです。それに、予算上も限界があるし、更にはやる気を維持していく事も難しそうだし。とりあえず、三ヶ月でひとまとめにしてみると思います。

ところで、少し話しが変わってしまうのですが、教室に行って、何回かたつと、意外な事に気付くと思います。

何となく、新聞を読んでいる時の目の使い方が違うと言う事です。私も教室に通った時、電車の中で新聞を読んでいたら、あれと思った事に気付いたのです。それは、妙に新聞を読み切るスピードが速いと言う事ともう一つは目の使い方が全く異なっていると言う事でした。教室ではうまくできなかったはずのきれいな視点移動が、新聞で出来ているじゃないか、と言う事に驚きと感動を覚えた事がありました。実際は、一人で波打っている、波打っているとほくそ笑んでいたのですが。

また、突然見え方が変わった(世間の見え方が変わった場合、少し注意した方がいいかもしれません)等という場合、その感覚の様な物も日記につけて見ましょう。速読の目の使い方は、少し特殊な見方です。この特殊な見方のヒントがそこには隠されているのかもしれません。

さらに、こういう感覚的な変化ばかりではなく、今日自宅で練習していたら、少し数値がのびたと言う場合、その数値の変化も記録しましょう。

特に、視点移動に関しては、非常に仕組みとしては単純です。相談室でも書きましたが、三つの動作を同時に行っていることが、この仕組みを複雑にしているに過ぎないのです。この単純な仕組みのヒントは、意外な所に落ちています。感覚的な変化に敏感になることが、成功の近道かもしれません。そう言う簡単なヒントを探し出すために、一番良いのは、良かったメモかなと思っています。あくまでも、自分がうまく行った事を中心にしてメモをつけておく事です。気が滅入りそうな事は、あんまり書かない事がポイントですね。

何となくきれいに見えていた気がすれば、その事をメモしておく。少し数値がのびれば、のびたことを感動と共に記す事が大切かもしれません。また、きれいに見えていた場合は、どういう気持ちで自分が練習にのぞんだのかと言う事もメモしておくと便利かもしれません。その方が後で思い出すことも簡単ですし、同じ様なシチュエーションを再現することが簡単だと思いますから。

また、複数行読みを前提とする教室に通われている方の場合、どうしても複数行が読めないと言うパターンがあると思います。練習日記の様な物をつける事で、ヒントを見つける事ができるかもしれません。

じゃあ、三ヶ月たったらどうするのか、と言う話しになると思います。成果がかなり上がっていれば、受講を継続するなり、後は自分でやるなり、色々方法があると思います。だけれど、あんまり成果が出ていないよと言う場合、少し困ってしまう事になるでしょう。このまま教室に通うのか、通わないのか、決めなければなりません。

そう言う時に、このメモが役立つと思います。実は、自分が気付いていないけれど、成果が上がっていると言う場合があるものです。目の使い方が分かっているのに、自分がそのことに気付いていない事や、忘れてしまった事を、もう一度思い出す事もできるでしょう。

また、自分の弱点が何か、何を強化すべきなのか、と言う事を、インストラクターの手を借りながら、今自分が立っている正確な位置をもう一度検討する良い資料を日頃から作っておく必要があると、私は思います。やっぱり、自分が伝えたいことが正確な方が良いと思いますし、その方がお互い時間の節約にもなるし、結果として費用の節約にもなると思いますから。

結局、三ヶ月に一回、自分がやってきた事を見直す理由は、続けるかどうするか、と言う問題よりも、自分の弱点をいかに効率よくなくしていくのか、もっと言えば、強化目標をたてると言うために必要なのだと思います。目標がたてば、やる気を維持させる事もできるし、後いくらぐらいかかるのか、と言う目安も出ると思います。

更に、この目標をたて、三ヶ月に一回自分を振り返るためにも、練習日記(メモでも何でも良いのです)をつけておくと良いと思います。ちゃんとした計画をたてるためには、きちんとした現状分析が必要です。この現状分析を行うための資料を前もって作っておきましょうと言う話しに過ぎません(また、この資料が間接的に日々の練習の成果をより強固な物へとする鍵にもなるでしょうし)。

インストラクターにまだまだと言われたと言うことを確認する事は、確かに悪い事ではありません。しかし、本当に全くまだまだなのか、それとも感覚的な問題が少し見えてきているのか、この辺はなかなか分かりにくい所でもあるのです。そして、感覚的な物がつかめているなら、私は速読修得まで時間の問題だと思います。

また、練習日記の様な物をつける事で、自分のモティベーションをアップし、更にインストラクターとお話するときに、非常に具体的な話しができると思います。感覚的な話しをどう相手に伝えれば良いのかと言う事は、非常に実際お会いしてお話する場合でも、難しい事だと思うのです。練習日記をつける事で、感覚的な物もより具体的な話しとして相手に伝える事が可能になるでしょう。結果的には、こういう努力が経済的にも安く、時間的には短期で速読を修得する鍵になると私は思っています。

2002年07月06日公開


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