速読王国へに帰ります 前のページに戻ります



速読教室の本


お久しぶりです。みそです。最近かなり更新を怠っています。一応生きて元気にやっております。

先日はある方よりメールを頂きました。その方は速読教室に通われたとの事なのですが、あまり成果が上がらなかったそうです。そして、非常にその事にある意味絶望され、ある意味怒っているのかなーと言う感じがしました。


私は速読教室にも責任があるとは思います。だって、お客様は神様なのですから、うまくいかなった以上お金を返金するのはある意味当然ですから。まして、受講してもらった以上、大量の時間が無意味に消費されているわけですから、本来ならば受講料だけお返しすればすむと言う話しでもないと思いました。

ただ、いくらお金を返してもらったところで、時間は帰ってきません。貴重な時間が元に戻る等という事は、一億円積まれようがあり得ないのです。だからこそ、私は絶対に本を読まないで、速読教室に行かないで下さいとお願いしているのですが。だからこそ、一番損をするのは、自分なのだから、速読教室を選ぶ際は石橋を叩き割るほどに、慎重である必要があると思います。この方ではありませんが、速読なんかインチキだという結論を導き出してしまうのは、もったいない話しでしょうから。

私は、この間速読教室を選ぶ際には、本を読んでから行った方がいいです、と言ってきました。ただ、どうも勘違いされている方がいるようなので、この点を若干明確にしたいと思います。

私が行っている読むと言う作業は、単に読めばよいと言う事を意味している訳ではありません。この場合の読むとは、単に読む事を意味しているのではなく、読んで試すと言う事をも同時に意味しています。

冷静に考えていただければ分かると思うのですが、本は通常目的意識性を持って読まれる物ですし、この場合もその例外ではありません。速読教室を選ぶために本を読むのですから、その目的は1その方法論が正しいのかどうか、2その方法論が自分にとって合っているのかどうか、と言う2点に絞られると思います。さらに、2の点については訓練と速読法自体が自分の目的に合致するのかと言う事をさらに検証する必要性があると思います。

このような目的を実現するためには、自分が速読を習うと言う目的に果たしてこの速読法が合致するのかと言う事(速読法の特色の検証)と、訓練自体が果たして自分にとって正しい物なのかを検証する必要性があると思います。つまり、1の点は、2の速読法の訓練自体が自分に合っているのか、が検証される必要性があるのだと思います。だって、他人に合った方法論が、自分に合った物とは限らないでしょうから。

では問題は手段ですが、目的の適合性と言う事は、速読法の特色を検証すれば、基本的に理解できると思います。斉藤先生がお書きになられた最強の速読術ならば、21p以降を見ると、その特色がいろいろと書かれています。ここで、自分の目的にあった速読法なのかと言う事が、分かると思います。たとえば、私は試験勉強などではなくて、潜在能力の開発のために速読法をやるんだと言う方が、斉藤先生の速読教室の門をたたけば、多分お互いの不幸が産み出されるだけだと思います。斉藤先生の方法論の特色は、極めて常識的なラインで落とすという所にあります。その様な方が、斉藤先生の教室に行かれれば、その方にとっても時間とお金の消費以外の何物でもないと私は思います。

次に、方法論の自分に対する適合性なのですが、これは本に書かれているトレーニングを試しにやってみるしか方法がないと思います。これを行わず教室に行くのは、地雷原を歩き回るのと同じくらい悲惨な結果を招くと私は思います。

人には向き不向きがあるのですから、たとえば集中訓練が嫌いと言う人が、佐々木先生や栗田先生が行っている教室に通えば、かなり悲惨な結果を招くと思います。また、自分は厳しめなトレーニングが好きだと言う人が、結構楽しくレッスンをやる新日本速読研究会に通えば、おいおいもっとびしばしやってくれよ、と思うかもしれません。要は、どんなトレーニングや読み方をする教室なのかが分からないで、後で後悔するのは悲惨だと私は言いたいのですが。

この悲惨な出来事を避けるためにも、本で書かれているトレーニングはやってみる必要があると思います。このトレーニングの場所に関しては、読み飛ばすのではなくて、必ず実行した方が良いと思います。一週間くらい成果が出るまでにかかると言う場合もありますが、それでもやった方が良いと思うのです。

例えば、先述した斉藤先生の本ならば、174p以降を使い練習をしてみる事になります。特に訓練8や訓練11は、実際にやってみないと全く意味がないと思います。本当に、斉藤先生がいっている様な結果になるのかを試してみる必要がありますから。無駄だと思わず、絶対にやってみる必要があると思います。

そしてその結果として、本には数倍のスピードに変わると書いてあったけど、全く上がらなかったと言うならば、その教室は自分にあっていないのかもしれません。それとも、自分のやり方自体が間違っている(勘違いな)のかもしれません。一定の結果がでたら、今度は教室がやっている無料体験コースに行って、自分のやり方自体が間違っていたのか、それとも方法論自体が間違っていたのかを確認に行けば良いだけです。

逆に、うまくいったとするならば、その教室の方法論は自分に合っていると言う確率が高まります。そしたら、この確率を確信へと変えるために、今度は教室の体験コースへと足を運べば良いだけでしょう。本には良いことが書いてあったけど、実はと言う事もあるかもしれません。

時間を無駄にせず、そしてせっかく速読を習いたいと思った動機を無駄にしないためにも、教室選びには熱心になられる事をお勧めします。

 


目次に戻ります 前のページに戻ります もっと読んでみたい
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送