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フォトリーディング 補足




 

これは、一月十四日の私が書いた日記です。ガイアックスの方の入り口から確認された方はいらっしゃると思うのですが、そこへ行かれていない方のために、いくつか補筆訂正した上で、こちらの方にアップします。

では、以下がその日記の内容です。


ところで、今日朝日新聞を読んでいるとフォトリーディングに関する本の書評が載って いました。私自身は、別にこの方法論については、別に大した感想もありません。ある特定の方法を良いと思う人がいれば、悪いと思う人もいる。これは当たり前の事だ し、当然の事とすら思います。

そして、速読法と言う読書マニアが涎を垂らしそうな(特に私の様に質より量を愛好す る読書マニアにはよけいでしょう)方法に対して、批判的な方がいる事もある意味当 たり前の事だと思います。

もう少し言うと、ある人はじっくり本を読んだ方が本が良く読めると思うのはある意味 当たり前の事だし、これを良いとか、悪いとか言うのは、あまりに傲慢な態度の様な 気がします。はっきり言えば、そんな事を物知り顔で文句を言うのはよけいなお世話 だとすら、私は思います(これは、逆にゆっくり読みたいと思う人が、速く読みたいと思 う人に対しても言えることだと思います)。

ところで、今回岩本氏と言う翻訳家の方が書かれたこの書評なのですが、少し岩本 氏はフォトリーディングに対して誤解されているような気がします。フォトリーディングに ついて書かれた本(あなたもいままでの10倍速く本が読める)の中にも書いてあると 思うのですが、別にフォトリーディングはこの速読法の中の一つのパーツにしか過ぎ ません(このことは、同書でもたびたび強調されている事だと思います)。

そして更に言うと、フォトリーディングホールマインドシステムと呼ばれるこの読み方 は、別に本の中で重要なのは数パーセントだからといって、全部を読まないと言う訳 ではないのです。むしろ、この方法がいっているのは、ペンキ屋さんが、ペンキを塗る 時の様に、何回も何回も全体を眺め、丹念に塗っていこうと言う話しに過ぎないので す(この本が重要でないと考えれば、全部は結局読まないのですが)。

全体を薄く眺め、それを丹念に繰り返すと言う事が、良い事と思わない事は、その人 の自由だと思うし、私は別にその事を否定するつもりもなければ、肯定するつもりもあ りません。その点は、岩本氏ではありませんが「生き方の趣味の問題」だと思います。

ただ、生き方の趣味の問題だからと言って、そして書評だからと言っても、岩本氏の フォトリーディングのまとめ方は少し乱暴なまとめ方の様な気がしました。


と、ここまでになっております。

ところで、あえてこれを載せたのは、実は私は岩本氏が生理的に不快とすら思っている理由は、二つの理由があるような気がします。

一つは、フォトリーディングホールマインドシステムとフォトリーディングと言う二つの言葉を勘違いされているのでは、と思うのです。

多分、所謂右脳速読法にも同じ事が言えるのですが、フォトリーディングもまた脳万能の思想考えの元に成立している物です。そして、右脳速読法が速読法の知名度を上げながらも、逆に速読法への不信感を生み出してしまったのも、実はこの脳万能の考えに起因していると思います。

ただ、注意して頂きたいのですが、フォトリーディングホールマインドシステムのパーツの一つ(読み方の一つ)にしか過ぎないフォトリーディングをあまりに重要視してしまうと、私はフォトリーディングホールマインドシステムそのものの良さを見失ってしまうのではないかとすら、思っています。

そして、もう一つなのですが、これは本の構成による所が大きい様な気がします。確か、岩本氏も書かれていたのですが、あの成功者と言われるフォトリーダーの方の文章についての事です。あれをみていると、少し自己啓発セミナーの様な雰囲気を感じます。本の売り方としてはとてもうまいと思うし、面白いとも思うのですが、嫌いな人は嫌いでしょうから。

ところで、タントさんの所でも書いたと思うのですが、フォトリーディングホールマインドシステムの画期的な点は、右脳速読法にあると言うよりは、むしろ様々な読み方を使う事で、全体から個別へと理解を深めていく読み方そのものにあるのです。この点を無視するのは、フォトリーディングホールマインドシステム自身の価値を半減させてしまう物であると私は思います。




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